天使ニューの聖書話『イエスと聖書の関係に見られる神の愛』

Solomon is praying to God 聖書について

イエス・キリストと聖書

ハモニー
ハモニー

もうすぐ年の瀬だね。今年もイエス様の誕生日を祝って世界中で栄光を帰するんだなあ。今年も食べよう、シュトーレン!

チャーチル
チャーチル

シュトーレン!(「アーメン」と言うつもりだった)

「愛のクリスマス」なんて言いますけど、イエス様については、使徒ヨハネがその福音書において「神は一人子を遣わすほどにこの世を愛してくださった」と言っていますね。

ν(ニュー)
ν(ニュー)

いかにも、子供ながらよく心得ていますね。

さて、せっかくなので「神が愛するからイエスを人々に遣わされた」ということについて、あなたがたが神をより近く感じられるように、このわたくしがいろいろな角度から掘り下げて差し上げましょう。

チャーチル
チャーチル

ν(ニュー)さん!いつもながら突然の登場ですね。是非聞かせてください!

ν
ν

天使は仕える霊ですので、いつでもそばにおります。

では真理の力で変身して始めます。(ピカッ!)

パワーアップν
パワーアップν

主イエスが生きて福音を宣べ伝えられた当時、イエスはユダヤの宗教人たちにこのように言われたことがありました。

あなたがたは聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、聖書は私について証をするものである
〜ヨハネによる福音書5:39〜

きっと、当時のユダヤの人々は救いを得るためにどのように生きるべきかを、聖書に記録された律法を守り、割礼を施し、生贄を捧げ、断食し、祈るなど、さまざまな行いのうちに求めていたのかもしれませんね。

しかし、イエスがご覧になったとき、創世記から当時に至るまでの聖書の記録の核心は、キリストに関する預言、および神が常に預言者や士師、はたまた他国の民を遣わしてイスラエルに話され、助け、あるいは裁かれたということでした。

ハモニー
ハモニー

はい、悟りました!それはつまり、いつも神様の言葉を受けて働く人がいたということですね!

パワーアップν
パワーアップν

ハモニーさん、悟りすぎ!

すなわちイエスは、聖書を調べる意義は律法に答えを見出すことではなく、神が遣わす人間であるキリストについて正確に知ることでキリストに出会うことであり、それによってキリストから神と神が願われることについて学び、その教えのとおりに生きることで救いを得るのだと話されたのです。

この点については使徒パウロもまた律法について「信仰が現れるまでの養育係にすぎない」と述べていますね(ガラテヤ人への手紙3:23-25)。

そしてその教えはイエスが「私の重荷は軽い」と話されたように、また神が「私は新しい天と地を創造する。もはや以前のものを思い出すことはない」と言われたように、しもべと主人の関係を抜け出して父と子のように近く接する、人にも神にも喜ばしいものだったのです。

ハモニー
ハモニー

えー!?うれしー!!

しもべってことは召使いってことだよね?他人のようなものだし、いつでも神様と縁が切れて追い出される可能性があったところから、いつまでも一緒にいられるってことじゃない!

なぜ神は人を通して働くのか

チャーチル
チャーチル

ところでνさん、どうして神様は人を通して働かれるのでしょうか?直接働きかけた方が効率はよさそうですが。

パワーアップν
パワーアップν

チャーチルさん、Good question!

まず、神は霊なのです。

神は霊であるから、礼拝をする者も、霊とまこととをもって礼拝すべきである
〜ヨハネによる福音書4:24〜

つまり、肉体とは直接通じることができないのです。例えばチャーチルさんが蟻に好意で飴玉をあげたとしましょう。蟻は飴玉を喜ぶでしょうか?

チャーチル
チャーチル

わけが分からず右往左往するでしょうね…。

パワーアップν
パワーアップν

そう、そのように、神が人をお遣わしになる理由は、人は人と通じることが最も易しい方法だからということです。霊である神を信じ、霊である神の言葉を聞くことは易しいことではありません。

また、多くの人が皆それぞれ「神から言葉を預かった」と主張して分裂が生じることのないように、神は一人の人を選んで言葉を託して人々に語られ、その人を通して御業を行われるのです。

しかし、それだけではありません。これは神にとっての合理的な方法であると同時に、人が神を最も身近に感じることのできる方法でもあるのです。すなわち人は人を通して神を迎えてその愛を知り、やがて神への愛を抱くようになるのです。

ハモニー
ハモニー

なるほど、イエス様に会えた人って本当に運の良い人だね!イエス様がまた来るっておっしゃっているけど、会えないかなあ…。

パワーアップν
パワーアップν

ハモニーさん、イエスの再臨についてはまた別の機会にお教えするので、楽しみにしていてください。

人のうちに住まわれる神

パワーアップν
パワーアップν

さて、神が人々を愛してイエスを遣わされたということについてもう一つだけ話して今日の話はおしまいにします。

かつてダビデから神の聖殿の建築を託されたソロモンが祈りの中でこのように言いました。

神は人の手で造った宮には住まわれない。
〜歴代誌下6:18〜

確かに神は霊であって、パウロが「神はあらゆるものの内におられる」と言ったように神は天地を貫いて観察して治めておられるため、物理的な建築物の制限を受けることはありません。

しかし、聖殿というのは、神が宮という象徴を通して人のうちに住まわった愛の表れと見ることができます。

チャーチル
チャーチル

そういえば、聖書にはイエス様がご自身を宮だとおっしゃっている箇所がありますよね?確かヨハネによる福音書の2章21節です。

パワーアップν
パワーアップν

チャーチルさん、エクセレント!

人々を愛して人間であるキリストを遣わされたというのは、人々を愛するゆえに人の形で人々の間に住まわれたと見ることもできますね。

私は彼らの神となり、彼らは私の子となる。
〜エレミヤ書31:33〜

聖書でキリストの来臨の時やキリストが再び来られる時を指してこのように語られた神の心は、天地を創られた時から変わることなく人と共にあろうとする人への愛なのです。

ハモニー
ハモニー

わあ、神様が私達といつも一緒にいたいと考えられているなんて、考えたこともなかったなあ。なんだかすごく神様が近くなった気がします!

νさん、ありがとう!

ν
ν

それが分かっていただけたなら何よりです。神様が人間を創造されたのは、人間を愛して迎え入れるためなのであり、私達天使の役目はその手伝いをすることなのです。

というわけで、よい年の瀬を。

タイトルとURLをコピーしました