主題・聖書本文
主題
主管圏を抜け出しなさい
聖書本文
- ヨハネによる福音書3章3節
イエスは答えて言われた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」。 - ローマ人への手紙6章4節
すなわち、わたしたちは、その死にあずかるバプテスマによって、彼と共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光によって、死人の中からよみがえらされたように、わたしたちもまた、新しいいのちに生きるためである。 - エペソ4章22~24節
すなわち、あなたがたは、以前の生活に属する、情欲に迷って滅び行く古き人を脱ぎ捨て、心の深みまで新たにされて、真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである。 - コリント人への第二の手紙5章17節
だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。
説教要旨
じっとしていてはいけない
我慢してばかりいたらいけません。言うべきことは言わなければならないし、戦うべきときには戦わなければなりません。
義で戦ってのみ、彼らも自分の間違いを悟るようになります。黙っていたら、自分が正しいとばかり思います。
犬が噛みつこうとして来るのにじっとしていたら、犬が「噛んでも大丈夫だな」と思って噛んでしまいます。黙っていてはいけません。どなるだけでも、こっちに向かってきていた犬が足を止めます。どなってもだめなら、石を投げれば犬が逃げていきます。
それなのに、あまりにも責任を果たせずにじっとしていて、神様にもどかしい思いをさせる人たちがいます。言うべきことを言う自分の責任を果たしたら、悪なる人たちのことは神様があとでお裁きになります。
御心があって悪人や不義なる者たちに苦しめられる時もありますが、御心なしに苦しめられているのに、義人だからといって我慢してじっとしていたら、犠牲になるだけで終わります。
行うとおりにもらうのが天と地の法だ
肉の行いどおりに魂も霊も悪なる方に行き、善の方に行き、地獄に行き、天国に行き、黄金天国に行きます。
じっとしていたら時間も死にます。神様と聖霊は「明け方もじっとしていたらあなたの時間が死に、あなたの人生が死ぬ」とおっしゃいました。
時間を価値どおりに使えない人は、その主管圏から抜け出して、時間を価値どおりに貴重なところに使わなければなりません。そうしてこそ自由の身になり、自分の時間の主人になります。
天国と黄金天国は、その道へ導く人を迎え、その人が行くとおりにその道に従って生きて初めて行くようになります。
完全に主管圏を移しなさい
自分個人の生の主管圏を抜け出さなければなりません。これは最高の祝福の御言葉です。
神様がアブラハムに「あなたの主管圏を抜け出しなさい。索漠であってもカナンの地に来なさい」とおっしゃいました。それでアブラハムが主管圏を抜け出して神様と生きるようになりました。
神様は時代ごとに救い人を遣わして、新しい時代に主管圏を移すようにさせました。その人の御言葉を信じて従えば自分の主管圏を抜け出して神様を信じるようになりました。だから神様が主を遣わして新しい御言葉を叫び伝える時に主管圏を抜け出さなければなりません。
旧時代から完全に抜け出すことが信仰の権勢だ
旧約は木の歴史、新約は花の歴史、成約は実を刈り取る歴史です。成約のとき千年間信仰の婚宴をします。宴会に参加した人たちは新約の主管圏を抜け出して来た人たち、異邦の信仰の主管圏を抜け出してきた人たちです。彼らが、神様が遣わした人を迎えて行います。
抜け出した人のことを「復活した」と言います。また他の言葉では、「生まれ変わった」と言います。「自由になった」と言います。「解放された」と言います。「新世界、理想世界に来て生きるようになった」とも言います。
個人が抜け出すというのは、自分の生において理想的に行いつつ古いものから抜け出す生のことです。抜け出してこそ希望が燃えます。毎日もっと行って、自分の生がいっそう理想的な次元になるようにするべきです。
だから昨日の主観的な思考と考えの水準から抜け出す生、毎日前進して復活して生きる生です。自分の性格と自分中心、自分の主観と自分の思考、憎しみ、争い、高慢、血気、憤り、肉に属した異性の死の主管圏から抜け出さなければなりません。自分の行いの矛盾と無知、古いものを葬らなければなりません。
すなわち、あなたがたは、以前の生活に属する、情欲に迷って滅び行く古き人を脱ぎ捨て、 心の深みまで新たにされて、 真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである。
エペソ人への手紙4:22-24
抜け出せない人を見ると、他の世界を全く見ることができず、次元の低い自分の主管圏で生きることが体質になって、その世界で苦痛を受けながらも満足して生きていました。理想世界のすべての恩恵を受けることができずに生きていました。
抜け出すためには一つ一つ御言葉を聞いて行わなければなりません。抜け出せていないところを記録しておいて行えばすぐに抜け出します。
抜け出した後に行ったとおりに接しなさい
古い主管圏での不義は、自分が主管圏を抜け出してから報いてこそ、自分が害を受けません。
深い井戸から抜け出して登ってきた後でその井戸に石を投げて過去に自分を害し無念にさせたことに報いればよいのです。このすべては抜け出してからやるべきです。
ヘビの洞窟から出てきてからヘビの洞窟に火をつけるべきであって、自分もヘビの洞窟にいながら火をつけたら、自分もあがくヘビに噛まれて害を受けます。その主管圏から出てきてから、行ったとおりに接するのです。