感謝することともらうことは対になる
チャーチル君、なんか今日はうかれているように見えるけど、良いことでもあったの？
え、そうですか？ちょっとクリスマスの贈り物のことを考えてて…。
なにかもらうのを楽しみにしているものでもあるの？
いや、もらう方じゃなくて、あげる方です。
そっちか！
「誰かを愛してその人が喜ぶ姿を想って贈り物を持っていく時にはその道中の心は期待に満ちて楽しいものだ」ってどこかで聞いたけど、そういう境地なのね。
これで実際贈り物を受け取った相手が喜ぶ姿を見ることができたら改めてあげて良かったって気持ちになります。
でも逆に相手がさほど関心もなくやり過ごされてしまったときにはどこか切ない心持ちになりますが…。
こういうのってきっと神様との間でも同じなのかもしれないね。
…。
待って、ν（ニュー）さん、まだ何も言わないで。今は私のオンステージよ。
…。
それで、神様は何かを賜るときには惜しみなく下さるじゃない？
でもその惜しみなく下さったものに対して人間があまり関心を払わず、あるいは偶然のように思ったり、ましてや自分の力で得たと考えて振る舞ったりするときには神様も失望して、また祝福を与えたいという心が減退しちゃうんじゃないかなって思うの。
そうして次第に神が賜るものは小さくなり、ついには人が生存するうえで基本的な恩恵だけを施されるようになってしまわれます。
そうです。だから、NHCが属するキリスト教福音宣教会の創設者である鄭明析先生の言葉を借りるなら、
感謝することはもらうことの対になるものである。それはさながら右足と左足を交互に踏み出してバランスを取って歩くようなものだ
ってことなんです。
神様が下さるときに人間も惜しみなく感謝を捧げてこそ愛が循環するんですね。
お二人とも、エクセレント。
人が金品を捧げたとて神がそれを必要とするわけではありません。
主はそのみ言葉に聞き従う事を喜ばれるように、燔祭や犠牲を喜ばれるであろうか
サムエル記上15:22
捧げられたものは神が導かれる世界が運営されるために用いられるにすぎません。神は何より恵みを受けた人間の心を見られているのであり、真実な喜びこそ神にとっての栄光となるのです。
感謝できることが見当たらないときは
神様からもらったものに感謝すべきだというのはその通りです。でも、ここだけの話、特別に感謝すべきものが見当たらないときもあるんです…。
そのような人はチャーチル君だけではないので心配なさらず。
そのようなときは過去を思い返してみてください。過去のことをもって神に感謝を捧げて生きるとき、神は一層感謝すべきことが思い浮かぶようにもしてくださり、また一層感謝できるように恵みを賜ることもあるのです。
ちなみに、感謝すべきことが思い浮かぶことは一つの祝福です。どれほど多くの物を得たとしても、ありがたさが分からず感謝する心がなければ甲斐もなく喜びもありませんよね。
確かに！感謝することがあることが恵みです。とすると、これは感謝の連鎖が起こりそうです！
盛り上がっている中で水を差すようで申し訳ないんですけど、今いろいろちょっと前のことまで含めて考えてみましたが、私、思い浮かびません…。
そのもどかしさ、理解します。が、まだ終わったわけではありません。
聖書には何と書いてあるか、
わたしたちはどう祈ったらよいかわからないが、御霊みずから、言葉にあらわせない切なるうめきをもって、わたしたちのためにとりなして下さる
ローマ人への手紙8:26
とあります。
感謝すべきことの中には聖霊が悟らせてくださることで自覚する類のものも存在するのです。聖霊は真に私たちを細やかに顧みられる天母なのです。
共に住まわせることが神の愛であり栄光
ところで、神様がなさることって、僕たちにとってはありがたいことだけど、神様からしたらご自身の栄光を現すことでもあるんじゃないかと思います。
…！？（子供たちは時折鋭いことを口にする…）
良い観点ですね。では、人々にとっての幸せであり、同時に神の栄光が大きく現れることにはどんなものがあるでしょうか。
なんだろう…。ヤコブはヨセフを最も愛して長袖の晴れ着を着せ、アハシュエロスは紫の着物と金の冠、そして馬をモルデカイに与えて…。
神様のお嫁さんになること、かしら。
ハモニーさん、ブリリアント！
さらに言うと、対等な愛の対象である花嫁として迎え入れ、神の御座における御住まいを私たち一人ひとりに与えてくださったことです。
そうか、アハシュエロス王は王妃エステルを迎え入れて酒宴を設け（エステル記2:18）、ソロモン王はエジプトの王女を迎え入れて家を建てましたね（列王記上7:8）。
人は愛する人と共に住まうことが喜びです。ダビデも言いました。
わたしをとこしえにあなたの幕屋に住まわせ、あなたの翼の陰にのがれさせてください
詩篇61:4
今の時代に主に出会う人は地上で主を通じて神に会うとおりに天でも神と聖霊と相まみえ、聖霊が地上で共に働かれるこの時に聖霊と経緯を築いた者は天でも聖霊にその経緯を覚えられるのです。今はとても幸せな時代なのです。
神様の愛と栄光について分かったところで、クリスマスツリーの準備をしなきゃね。白い綿と電球でキラキラツリー作っちゃおうっと！
それをただ雰囲気のために自らの考えに従って思いのままに飾り付けるのか、さまざまな装飾に象徴を込めて意味深く飾り付けて神に捧げるものとして作るのかで自らの満足もさることながら神の栄光もまた現れるかどうかが変わってきます。
はい、気をつけます…。
